地元尼崎で特に人気が高く、地元のレースでは無類の強さを誇るボートレーサーの魚谷智之(うおたにともゆき)さん。
2024年12月に、自ら引退届を提出して引退しました。
その背景にはどのような理由があったのでしょうか?
そこで今回は
1・魚谷智之の引退理由3選
2・魚谷智之の現在や奥さんについて
3・魚谷智之の優勝したSGや生涯獲得賞金
について調べてみたいと思います。
魚谷智之の引退理由3選
ここからは、魚谷智之さんが引退を決意した理由3つについて調べてみました。
理由1・49歳で引退と決めていた
魚谷智之さんはもともと「49歳で引退しよう」と決めていました。
これは自身の年齢と競艇選手の平均引退年齢を考慮してのことです。
競艇選手の平均引退年齢は約46歳と言われていて、魚谷智之さんはその平均より3年長く現役を続けてきました。
自分がやり切ったという思いがあり、タイミングとして49歳が適切だと感じたことで引退を決意しました。
理由2・レースのクオリティが低下したこと
引退の大きな理由の一つは、自分のレースの質が落ちてきていると自覚したことです。
トップを狙う競艇選手として、高いレベルで勝ち続けることが求められますが、その水準を維持できなくなってきたことを魚谷智之さん本人も認めています。
ファンやお客さんに対して最高のパフォーマンスを見せられない状態を「失礼にあたる」と考え、潔く身を引く決断をしました。
理由3・長年の現役生活の疲れとモチベーション低下
約29年間もの長きにわたり競艇界の第一線で活躍してきた魚谷智之さんは、トップであり続けるために多大な努力と体力を使い続けてきました。
レースの瞬時の判断力や体力、技術が求められる過酷なスポーツであることから、年齢を重ねるごとに体力面やモチベーションの維持が難しくなってきたことも引退理由の一つとなっています。
努力家であり続けたで魚谷智之さんですが、プロとしての自覚から、これ以上質を落として続けることに意味を感じられなくなりました。
魚谷智之の現在や奥さんについて
ここからは、魚谷智之さんの現在や奥さんについて深堀りしてみたいと思います。
奥さんと有馬温泉でカフェ経営
魚谷智之さんは引退後、奥さんと一緒にカフェを経営しています。
妻である魚谷泰子さんが有馬温泉で「Fish House Cafe」というカフェを経営しており、2025年時点で5年目になります。
泰子さんはアスリートフードマイスターや野菜ソムリエなどの資格を取得し、家族の健康を食でサポートすることに力を入れています。
魚谷智之さん自身も野菜を育てるなど、カフェ経営に関わっている様子です。
このカフェには看板犬の豆柴「福ちゃん」とその子供の「鰤太郎(ぶりたろう)」「凛ちゃん」がいて、犬好きにはとても評判がいいようです。
居酒屋店も経営
魚谷智之さんは2025年5月19日に「ネオ大衆居酒屋 スタンドブリタロー」をオープンしました。
この居酒屋は数年前から運営に携わっていたカフェ「Fish House Cafe」の店舗スペースを拡大した形でつくられています。
居酒屋の名前に使われている「鰤太郎(ぶりたろう)」は、先程ご紹介した黒柴の名前から取っていて、看板犬としても活躍しており、店長(社長)にも任命されている愛されキャラクターです。
奥さんはどんな人?
魚谷智之さんの妻は秋田県出身の魚谷泰子さんで、美魔女モデルとして知られています。
魚谷泰子さんは22歳の時に秋田ボートピアに就職していることから、ボートの仕事関係で出会ったと思われます。
そして25歳で結婚。現在は長女と長男の2児の母で、家族仲も非常に良好です。
泰子さんは美魔女コンテストのファイナリストにも選ばれたことがあり、その美しさと内面の強さで現役時代から魚谷智之さんを支え続けています。
魚谷泰子さんの存在は、魚谷智之さんの競艇人生を支える大きな力となり、現在は経営しているカフェでも多くの人から支持を受けています。
魚谷智之の優勝したSGや生涯獲得賞金
ここからは、魚谷智之さんが優勝したSGレースや生涯獲得賞金、魚谷智之さんの弟子について詳しく調べてみました。
優勝したSGレース
そもそもSGレースとは、ボートレースにおける最上位クラスの競走「スペシャルグレード(SG)」のことです。
SGは全国のトップレーサーだけが出場できる非常に権威のあるレースで、優勝することは大変名誉なことです。
魚谷智之さんはSGで3回優勝しており、そのうちの代表的な優勝は、2006年の「第53回全日本選手権競走」、2007年の「第12回オーシャンカップ競走」、そして「第53回モーターボート記念競走」です。
これらの優勝により、魚谷智之さんは「SGレーサー」として高く評価されました。
SGレースでの優勝は競艇界での最高峰の成績とされ、魚谷智之さんはトップレーサーとしてその実力を証明しています。
生涯獲得賞金は?
魚谷智之さんの各年ごとの獲得賞金を以下の表にまとめました。
年度 | 獲得賞金(円) | 順位 |
---|---|---|
2006年 | 13,448万円 | 5位 |
2007年 | 20,537万円 | 1位(賞金王) |
2008年 | 8,464万円 | 9位 |
2009年 | 6,187万円 | 17位 |
2010年 | 6,549万円 | 16位 |
2011年 | 5,697万円 | 16位 |
2012年 | 4,947万円 | 22位 |
2013年 | 2,768万円 | ランキング外(3063万円以下) |
2014年 | 3,792万円 | 46位 |
2015年 | 3,458万円 | 67位 |
2016年 | 5,899万円 | 18位 |
2017年 | 7,189万円 | 13位 |
2018年 | 3,879万円 | 62位 |
2019年 | 5,161万円 | 36位 |
2020年 | 4,598万円 | 61位 |
2021年 | 4,519万円 | 56位 |
2022年 | 4,492万円 | 67位 |
2023年 | 5,263万円 | 52位 |
魚谷智之さんは2007年に賞金王に輝き、この年がキャリアのピークで約2億円の獲得賞金を記録しました。
やはりSGレースの賞金は桁違いですね。
その後は年々やや減少傾向にあったものの、安定して高額の賞金を獲得し続けています。
2024年12月の引退時点での生涯獲得賞金は16億2416万6847円にのぼります。
長期にわたる競艇選手としての活躍とコンスタントな成績が高い賞金獲得に繋がっていることがわかります。
魚谷智之に弟子はいた?
魚谷智之さんには弟子が2人います。
1人目は松下直也選手で、既に一戦級のレーサーとして活躍しており、G1初勝利も果たしています。
もう1人は来田衣織(きた いおり)選手で、比較的最近プロ入りした若手レーサーです。
来田選手は減量が課題となった時期もあり、魚谷智之さんから厳しく指導を受けていたこともありますが、現在は改善されて競艇選手として経験を積んでいます。
まとめ
29年7ヶ月の現役生活に終止符を打ち、地元の尼崎競艇場で有終の美を飾った魚谷智之さん。
引退後はカフェや居酒屋の経営に取り組み、第二の人生を歩んでいます。
人生の新たなステージでの活躍も期待したいですね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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