『踊る大捜査線』シリーズの秋山春海副署長役で、北村総一朗、小野武彦と共に「スリーアミーゴス」として知られた斉藤暁さん。
コミカルからシリアスまで幅広く演じ分ける器用さを持ち、トランペットを趣味とする音楽好きな一面もある俳優さんですが、以前より大きな役どころが減り、あまり見ない気がします。
現在はどのようにされているのでしょうか?
そこで今回は、
1・斉藤暁の現在
2・斉藤暁の離婚理由や家族
3・斉藤暁の若い頃や代表作
についてお伝えしていきたいと思います。
斉藤暁の現在
ここからは、斉藤暁の現在についてお伝えしていきます。
斉藤暁の現在の多彩な活動
斉藤暁さんは2025年現在72歳で、名脇役俳優として幅広いドラマや映画に出演しています。
2025年に出演した主な作品はこちら。
「あんぱん」(NHK連続テレビ小説)天宝和尚役
「天久鷹央の推理カルテ」(2025年5月放送、テレビ朝日)
「科捜研の女 19」(2025年11月放送、テレビ朝日)
「傑作ワイド劇場 おかしな刑事 京都スペシャル」(2025年11月放送、静岡朝日テレビ)
「藤子・F・不二雄SF短編ドラマ シーズン3/異人アンドロ氏」(2025年放送)
これらのほか、舞台出演や音楽活動も継続しています。
テレビドラマでは名脇役として多彩な役柄を演じ、若手主演作を支える存在感を見せています。
2025年11月6日にはテレビ朝日のトーク番組『徹子の部屋』に23年ぶりに出演予定です。
「あんぱん」出演と芸能活動の今
2025年に特に話題になった斉藤暁さんの作品は、NHK連続テレビ小説「あんぱん」です。
斉藤暁さんはこの作品に天宝和尚役で出演しています。
天宝和尚は主人公の祖父・釜次の友人で、御免与町の寺の住職という役どころです。
物語の中で家族や地域の人々と関わりながら、厳しさと包容力を持った存在として描かれています。
朝ドラ「あんぱん」は戦後の混乱や家族の苦悩をテーマに、斉藤暁さんはその重厚な世界観に彩りを添える名脇役として重要な役割を担いました。
この出演を通じて、斉藤暁さんは以前のように多くの主要ドラマに出る機会は減ったものの、確実に存在感のある作品に参加し高評価を得ています。
トランペットがプロ級?
斉藤暁さんは中学2年生から続けるトランペット歴が長く、趣味の域を超えた「プロ級」の腕前と評価されています。
ドラマ「科捜研の女」では、劇中でトランペットの演奏シーンがあり、リアルな演奏が視聴者から大きな反響を得ました。
また、2000年代にはバラエティ番組「さんまのSUPERからくりTV」の企画で結成されたバンド「サザエオールスターズ」にもトランペット担当で参加するなど、音楽活動も多彩に行っています。
2025年も自身のバンド「斉藤バンド」としてライブ出演し、演奏と歌声でファンを魅了しています。
俳優業と並行して音楽活動を大切にしていることが多くのファンに知られています。
斉藤暁の離婚理由や家族
斉藤暁さんは若い頃に結婚し、2人の息子をもうけましたが過去に家族間で様々なもめ事がありました。
ここからは、斉藤暁さんの離婚理由や家族について深堀りしてみたいと思います。
斉藤暁の結婚した妻は?
斉藤暁さんは1977年頃、地元福島県のアマチュア劇団で活動していた女性・文恵さんと結婚しました。
2人は同じ劇団「自由劇場」のオーディションに揃って合格し、その機会に結婚し上京しました。
結婚当時斉藤暁さんは24歳で、上京後は俳優活動に専念しつつ夫婦で暮らしました。
文恵さんは経済的に家計を支え、夫婦で切磋琢磨しながら生活を築いていました。
斉藤暁の離婚理由は?
斉藤暁さんの離婚理由は、俳優業という不安定な仕事環境と生活リズムの違いによる夫婦間のすれ違いが原因だったそうです。
結婚後、斉藤暁さんの収入が安定せず生活は苦しく、妻の文恵さんが外で働いて家計を支えていましたが、経済的・精神的な負担は大きくなり、文恵さんは体調を崩すまでになりました。
俳優としての夢を諦めきれない斉藤暁さんと、家計と子育ての重責を負った文恵さんとの間に次第に亀裂が生まれ、最終的に文恵さんが家を出て結婚生活は17年で破綻しました。
離婚後も文恵さんは2人の息子を1人で育て、2015年には心臓の病気で亡くなっています。
斉藤暁さんは妻の文恵さんに対して深い感謝と共に、自分の無理解が彼女の健康を損ねたのではという後悔の念も語っています。
息子との不仲と和解
斉藤暁さんと息子たちの関係は離婚後一時的に溝がありました。
俳優活動に専念するために家庭への時間が少なくなり、母親である元妻が子育ての負担を1人で抱えたことで家庭内に緊張が生まれました。
元妻が亡くなった際には、長男から葬儀への参列を拒否され「来ないでくれ」と言われるなど辛い時期もあったそうです。
しかし、その後は息子たちと徐々に和解し、次男とは二世帯住宅で共に暮らすなど穏やかな関係を築いています。
現在は2人の孫のおじいちゃんになったのだとか。
和解できて本当によかったですね。
斉藤暁の若い頃や代表作
ここからは、斉藤暁さんの若い頃や出演した代表作についてお伝えしていきたいと思います。
斉藤暁の若い頃
斉藤暁さんは福島県郡山市出身で1953年生まれ。
工業高校を卒業後、一度は父親の経営する電気工事店に就職しましたが、自分には向かないと感じて父親と衝突し家を飛び出しました。
その後、地元のテレビ局に就職しましたが、照明や大道具の仕事で重責を一人で負い、厳しい環境で退職を決意しました。
俳優になる夢をあきらめきれず、23歳の時に東京の劇団「自由劇場」のオーディションを受け合格。
そこでの稽古では、福島訛りの強いアクセントがなかなか直らず、稽古場で何度も怒鳴られて厳しく鍛えられたこともありました。
昼間は稽古をし夜は大道具の制作をこなして生活を支えました。
舞台での下積みを経て、1978年からテレビドラマに出演し、徐々に知名度を高めていきました。
メガレンジャーで子どもたちから人気に
斉藤暁さんは1997年から1998年にかけて放送された特撮テレビドラマ「電磁戦隊メガレンジャー」に出演し、久保田衛吉博士役を演じました。
この役は科学者であり、メガレンジャーのサポートをする重要なキャラクターです。
斉藤暁さんはこの作品に1年間出演し、東映の撮影所まで原チャリで通うなど、撮影に真剣に取り組んだそうです。
斉藤暁さん演じる久保田博士は説明的なセリフが少なく、主に励ましの言葉をかける役割を持っており、子供たちからも人気がありました。
踊る大捜査線でブレイク
斉藤暁さんは1997年に放送されたテレビドラマ「踊る大捜査線」で、警視庁湾岸警察署の秋山春海副署長役を演じ、一躍人気俳優となりました。
斉藤暁さんは神田総一朗署長(北村総一朗)、袴田健吾刑事課長(小野武彦)と共に「スリーアミーゴス」と呼ばれ、コミカルでありながら親しみやすいキャラクターとして視聴者から愛されました。
この役柄でテレビドラマだけでなく、1998年と2003年の映画版「踊る大捜査線 THE MOVIE」にも出演し、俳優としての地位を確立しました。
演技の巧みさと個性的なキャラクター造形により、斉藤暁さんは名脇役として多くのドラマや映画に出演し続けています。
関連記事はこちら
安永亜衣の引退理由と現在!似てる人や写真・スクールウォーズ・踊る大捜査線についても!
科捜研の女でレギュラー出演
斉藤暁さんは長寿ミステリードラマ「科捜研の女」で、文書鑑定を担当する京都府警科学捜査研究所(科捜研)の所長・日野和正役を演じています。
1999年のシーズン1で初登場し、物理担当の榎戸輝男役を務めた後、シーズン5からは日野和正役でレギュラー出演。
シーズン11で所長に昇格し、冷静で知的なキャラクターをしっかりと体現しています。
ドラマ内では科学的な捜査を牽引しつつも、時に組織の板挟みに悩む姿も描かれており、斉藤暁さんの安定感ある演技がシリーズの中心的存在となっています。
劇場版でも同役を演じ、ファンから高い評価を受けている名脇役です。
とと姉ちゃんにも出演
斉藤暁さんは2016年放送のNHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』に給仕の坂田徳之助役で出演しました。
坂田は主人公・小橋常子(高畑充希)らが勤める出版社の社員で、仕事で苦労する常子を支え、さりげない優しさを見せる人物です。
特に、意地悪される常子を陰ながら助け、キャラメルを渡すシーンは視聴者からも心温まると好評を得ました。
この役を通じて、斉藤暁さんは人情味あふれる演技で作品に色を添えました。
『とと姉ちゃん』は戦前から戦後の時代を背景に家族や人間関係の葛藤を描いた作品で、斉藤暁さんの出演により物語にリアリティと温もりが加わりました。
まとめ
斉藤暁さんは、若い頃に結婚し2人の息子をもうけましたが、その後離婚し、再婚せずに独身生活を続けています。
息子たちとは一時不仲になりましたが、現在は和解して次男家族と穏やかに暮らしているようです。
離婚後は俳優業に専念しつつ、趣味のトランペット演奏にも力を入れており、舞台やライブ活動を楽しむ日々を過ごしています。
斉藤暁さんは名脇役としての地位を確立しつつ、自分らしい充実した人生を歩んでいるようです。
今後のさらなるご活躍と幸せを心から応援しています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
関連記事はこちら
岸真弓の卒業理由2選と現在!今後の予定や結婚相手・年齢も調査!
安永亜衣の引退理由と現在!似てる人や写真・スクールウォーズ・踊る大捜査線についても!

コメント