1996年にJRA(日本中央競馬会)で初めての女性騎手としてデビューした元騎手の細江純子さん。
現役時代の成績は493戦14勝で、女性騎手としては健闘しましたが、26歳の若さで2001年に引退しました。
その背景にはどのような理由があったのでしょうか?
そこで今回は
1・細江純子の引退理由3選
2・細江純子の現在は?
3・細江純子の旦那や子ども
について調べてみたいと思います。
細江純子の引退理由3選
ここからは、細江純子さんが引退を決意した理由3つについて調べてみました。
理由1・怪我の影響
細江純子さんの騎手時代は怪我との戦いが非常に大きな影響を与えました。
現役中にくるぶしの骨折で2回の手術を経験し、アキレス腱の負傷や足首の違和感なども抱えていました。
こうした怪我によりベストなコンディションで騎乗できない日々が続き、26歳という若さで競馬騎手を引退する決断をしました。
細江純子さんの騎手生活を通じて、怪我はキャリアの大きな障壁となっていました。
理由2・心身の疲労・ストレス
現役中は怪我だけでなく心身共にボロボロの状態で、過食や生理停止などの体調不良もあり、精神的な疲労も大きかったことが引退の背景にあります。
もがけばもがくほど空回りし、蟻地獄を落ちるかのように深みにはまっていく――。そのストレスは次第に、目に見える形で肉体にも影響を及ぼした。
もともと太らない体質だったという細江だが、過食によって太ってしまったというのだ。
「食べていないと不安を抑えられず、気づけば何かしら口にしてしまって……。また、生理が止まった時期もあったのですが、そんなことどうでもいいと思っていました。心も身体も、すべてがぐちゃぐちゃだったと思います」
引用:NumberWeb
理由3・競馬環境の厳しさとメディア対応の負担
女性騎手としてのマスコミ対応の厳しさや、関係者からの暴露などのストレスもあって、騎手人生を続けることが難しい状況になったことが挙げられます。
女性初だからこそ取材のオファーも多かったけれど、たいした成績をあげていないのに取材を受けたら『女だからといってチヤホヤされやがって』って思われるんじゃないかと気になってしかたなかった。
だからといって取材を断ると、生意気だと受け取られてしまって……。
何が正解なのか分からず、一人で悶々と悩み続けていました。
常におどおどして下を向いて歩き、泣いてばかりいた気がします
引用:NumberWeb
細江純子の現在は?
ここからは、細江純子さんの引退後から現在の活動について詳しく調べてみました。
武豊の助言で競馬予想家として「みんなの競馬」に出演
細江純子さんは騎手引退後、憧れであった武豊騎手に相談し、彼の助言で競馬から離れるのではなく競馬を伝える仕事、すなわち競馬予想家(ホース・コラボレーター)としての道を歩むことを決意しました。
武豊騎手は細江純子さんに「せっかく馬に乗ってきたのだから、競馬を伝える仕事をしてみたら」と励まし、「僕も協力するから」と背中を押したといいます。
この助言がきっかけで細江純子さんは「ホース・コラボレーター」という肩書きで活動し、フジテレビの「みんなのKEIBA」や他の競馬番組で競馬の魅力や予想を伝えています。
競馬学校に入る前に戻って、人生をやり直したい――。そう考えていた細江が競馬評論家の道を歩むことになったのは、敬愛する武豊の言葉があったからだ。
「豊さんに『せっかく競馬の世界に入ったのだから、競馬を伝える仕事をしてみたら?』と勧められたんです。聞けば、豊さんは奥さんの佐野量子さんに『純ちゃんはあなたに憧れてジョッキーになったんだから、最後まで面倒みないとだめよ』とまで言われていたのだとか(笑)。
本当は、競馬から離れて自分をリセットするために海外留学をするつもりだったんですが、豊さんご夫妻のおかげで、今の私があります」
引用:NumberWeb
スナック経営も
細江純子さんは「スナックズンコ」という会員制の競馬コミュニティスナックを経営していました。
東京都墨田区江東橋に実店舗を2020年9月にオープンしましたが、2022年8月に閉店しました。
その後はYouTubeチャンネルやSNSを通じてスナックズンコの活動を続けており、競馬ファンが集まって予想やトークを楽しめる場所として人気があります。
細江純子さんがスナックのママ役(ズンコママ)を務め、競馬の話題で盛り上げています。
競馬から離れると宣言するも復活?
細江純子さんはX(旧Twitter)で2024年頃に一度「競馬から距離を置く」との趣旨の投稿をしたことがあります。
私も転換期で、10年以上に渡り書いてきたコラム3本を年内で終了にし、来年1月は競馬から離れての生活をして1度見つめ直すことにしました
引用:細江純子X
この投稿で、細江純子さんが競馬関連の仕事から引退するのでは?と思われたようです。
しかしこれは、長年続けてきたコラムを終了して1ヵ月間は仕事を整理し、その後仕事を選択して再スタートするという意味だったようです。
知人達から 『引退⁈』との連絡が。
実質的に、騎手引退後から義務というか役目としてやらなければと考えていたものに関しては、最近の競馬会の在り方にもう卒業していいのかな?と思い、依頼の全てを引き受けるのは辞めに。
そこはまさに引退。
1月は整理に。
2月からは選択してのリスタートです。
引用:細江純子X
細江純子の旦那や子ども
ここからは、細江純子さんの旦那や子どもについて調べてみました。
細江純子の旦那
細江純子さんの旦那は児玉武大さんで、元JRA騎手であり現在は栗東・橋田満厩舎の調教助手をしています。
二人は競馬学校の同期で、長い交際期間を経て2011年2月4日に結婚しました。
今日は入籍した日。 振り返ると旦那さんとは18年一緒。 人生の3分の1。
しかも競馬学校同期になるから知り合ってだと30年
驚きだし、なんだか不思議だなぁ。
引用:細江純子X
児玉武大さんは、ダービー馬アドマイヤベガや高松宮記念優勝馬スズカフェニックスなどの調教を担当した実績がある厩舎スタッフです。
細江純子さんと児玉武大さんは競馬業界での交流や共通の経験が深く、夫婦としても良好な関係を築いています。
細江純子の子ども
細江純子さんの子供は息子が1人おり、2013年9月24日に生まれました。
2025年時点で小学生です。
息子の事は時々細江純子さんのSNSなどにも登場し、家族仲の良いことがうかがえます。
おはようございます
朝、起きたら1番に、 【HAPPY BIRTHDAY To You】Songを息子が歌ってくれました。
なんだか出産した時やメチャクチャ大変だった時の子育てが思い起こされ胸が
ステキな46歳スタートになりました
引用:細江純子X
まとめ
度重なる怪我による体の不調やストレスなどが原因で、26歳という若さで引退を決断した細江純子さん。
騎手としての現役生活は決して順調ではなく、心身ともに厳しい状況が続きましたが、その経験が今の解説者としての深みを生んでいます。
2025年も精力的に競馬解説や予想活動を続けており、競馬ファンに根強い支持を受けています。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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