京都大学文学部卒という高学歴で、大学在学中には学生演劇の劇団「そとばこまち」を主宰し初代座長を務めるなど、関西の学生演劇ブームの立役者としても知られた辰巳琢郎さん。
知的で端正な二枚目として個性を発揮し、幅広い作品で活躍しました。
知性と品格、遊び心の三拍子を兼ね備え、クイズ番組への出演では「芸能界のクイズ王」と呼ばれ、驚異的な正解率で多くのファンを魅了しました。
しかし、ここ最近ドラマやクイズ番組でもあまり見かけなくなった気がしますよね。
最近はどうしているのでしょうか？
そこで今回は、
1・辰巳琢郎を最近見ない理由3選と現在
2・辰巳琢郎の評判
3・辰巳琢郎のプロフィールや家族
について詳しくお伝えしていきたいと思います。
辰巳琢郎を最近見ない理由3選と現在
ここからは、辰巳琢郎さんを最近見かけなくなった理由3つについてお伝えしていきたいと思います。
理由1・連続ドラマ出演の減少
辰巳琢郎さんを最近テレビで見かけない主な理由の一つは、連続ドラマやゴールデン帯番組への出演が大幅に減ったことです。
かつてNHKの朝ドラや大河ドラマに各6作品ずつ出演するなど名脇役として活躍していましたが、近年はレギュラーではなく単発の出演にとどまっています。
辰巳琢郎さんは自分を「怠け者」だと語っていて、スケジュールが過密なドラマやバラエティー番組をあえて避けているようです。
この、辰巳琢郎さん自身による選択によって、テレビで見かけることが少なくなっているのでしょう。
理由2・ワイン分野への活動シフト
辰巳琢郎さんは芸能界有数のワイン通として知られ、「日本のワインを愛する会」を立ち上げて会長を務めるなど、日本ワインの普及活動にかなり力を入れています。
BSテレ東「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」など、自ら企画・ホストを務めるワイン番組や、ラジオ「辰巳琢郎の日本ワインde乾杯！」など、地上波のバラエティとは別枠のメディアで継続的に活動しており、ワインイベントや地域おこし企画への出演も多くなっています。
拘束時間の長いテレビドラマなどへの出演をあえて減らすことで、趣味のワイン活動の方に時間を充てることが可能になっているのでしょう。
このように、ニッチなメディアでは活動しているものの、一般の視聴者には届きにくくなっていることが、あまり見かけなくなったと言われる理由なのかもしれません。
理由3・舞台・映画・イベント中心の選択
辰巳琢郎さんは最近では、連続ドラマの拘束を避け、映画や舞台、イベントに活動の重点を移しています。
2020年代に入り、映画では2022年の『シグナチャー 日本を世界の銘醸地に』（ワイン関連のプロデュース役）、2024年の『掟』『わたしのかあさん 天使の詩』『サイレントラブ』、2025年の『シンペイ 歌こそすべて』『ゴッドマザー～コシノアヤコの生涯～』など年間複数本出演し、名脇役として安定した活躍を続けています。
舞台では、学生時代に主宰した劇団「そとばこまち」の経験を活かし、定期的に公演に参加。
2020年代も現代劇や古典舞台で知的な役柄を演じ、京都大学卒の博識を活かした朗読劇や文化イベントにも登壇しています。
このように、地上波のドラマやバラエティー番組への出演を減らして舞台や映画などに活動をシフトしたことが、視聴者からはあまり見かけなくなったと感じられるのでしょう。
辰巳琢郎の評判
「辰巳琢郎」「最近見ない」と検索するとなぜか「評判」というキーワードが出てきます。
最近テレビに出なくなった理由と関係があると思われているのでしょうか？
そこで、辰巳琢郎さんに関する評判について調べてみました。
宇治原史規の「挨拶無視」発言
お笑い芸人・宇治原史規さんが過去に放送されたラジオ番組で、辰巳琢郎さんについて
「芸能界で一番嫌いな人が同じ京大卒の辰巳琢郎」
「ちゃんと挨拶しても無視される」
と発言したのだそう。
周囲の共演者も頷く形で紹介され、宇治原さんにしては珍しい悪口として話題になりました。
この発言はネット上で即座に拡散され、「辰巳琢郎 性格悪い」「挨拶無視 宇治原」などのキーワードでまとめサイトや掲示板にまとめられ、一部で「プライドが高すぎる京大卒俳優」のレッテルを貼られました。
しかし現在その発言の証拠が残っているわけでもありませんし、軽い感じで話したことがネット上で尾ひれをつけて拡散されることもあるので、信ぴょう性があるとは言い切れません。
弟との介護問題トラブル
辰巳琢郎さんの実母が認知症を発症し介護が必要になった際、辰巳琢郎さんが入り婿状態になっていて実家と疎遠になっていたため、母の介護を弟に任せざるを得ない状況になってしまったのです。
「弟さんは通信社の記者をしていて、名古屋に勤務していたんです。でも、お母さんの介護のことがあったので、会社に頼み込んで、去年の夏頃に勤務地を大阪に変えてもらったんです。しかも、弟さんはその頃、再婚したばかりだったうえに奥さんは妊娠中でした。弟さんにとっても奥さんにとっても、お母さんの介護を引き受けるのは大変な決断だったと思いますよ。そのせいかはわかりませんが、彼はお兄さんの話をされるのを極端に嫌がるんです」
引用：NEWSポストセブン
辰巳琢郎さんの弟は母の介護のために転勤を願い出て実家近くに戻り、日常的な世話を担当していましたが、辰巳琢郎さんの方でも実母にかかりきりになれない事情がありました。
「もちろんお母さんのことは心配なんだと思いますが、実は義母が義父を亡くして大阪でひとり暮らしをしているんです。奥さんのことを考えれば、自分の親ばかりに構うわけにはいかないんでしょうね」
引用：NEWSポストセブン
辰巳琢郎さんとの間で介護方針や負担分担をめぐり、ぎくしゃくした関係になったと報じられています。
この週刊誌報道によって「長男なのに介護を怠っている」といったネガディブなイメージが広がった時期もありました。
しかし、辰巳琢郎さんに限らず介護に関することでは、どこの家庭でも分担の平等性で多少の不満を抱くことはあるのではないでしょうか。
この報道での大幅なイメージダウンにはつながっていないようです。
東日本大震災ブログの誤情報拡散
2011年の東日本大震災時に辰巳琢郎さんは自身のブログで、石巻市の避難所で幼児が餓死したという知人（友人）からの衛星電話情報を投稿しました。
内容は
「地獄ですよ、辰巳さん…避難所で食料が届かず、幼児が餓死している。この世の地獄！」
という衝撃的なもので、震災直後の日本中が混乱している時期に即座にネット上で拡散され、多くの人が動揺しました。
しかし投稿後すぐに事実誤認が判明し、実際は石巻市雄勝地区の非公式避難所で病死した高齢女性のケースが混同されたもので、幼児の餓死は確認されませんでした。
辰巳琢郎さんはすぐに訂正し謝罪しましたが、「デマを流した」「軽率な投稿」との批判が一部ネットやブログで相次ぎました。
この混乱の時期に誤った情報を流してしまったことで、一時的に辰巳琢郎さんのイメージを悪くしてしまったのかもしれません。
辰巳琢郎のプロフィールや家族
ここからは、辰巳琢郎さんのプロフィールや家族について深堀りしてみたいと思います。
辰巳琢郎の年齢・身長・学歴など
本名：辰巳 琢郎（たつみ たくろう）
生年月日：1958年8月6日（現在67歳）
出身地：大阪府大阪市住之江区
血液型：B型
星座：しし座
身長：181cm
体重：約73kg
学歴：京都大学文学部卒業（大阪教育大学附属高校出身）
趣味・特技：乗馬、和太鼓、囲碁、俳句
辰巳琢郎さんは1958年8月6日生まれの日本の俳優・タレントで、タクスオフィスの代表取締役社長も務めています。
大阪教育大学附属高校の2年生の時に劇作家つかこうへいの舞台に感銘を受けて芝居を始めました。
京都大学文学部在学中には劇団「そとばこまち」を主宰し、初代座長を務め、1984年にNHK連続テレビ小説『ロマンス』で主演に抜擢され全国区デビューを果たしました。
俳優活動のほか、ワインの専門家としても知られ、「日本のワインを愛する会」会長、近畿大学文芸学部の客員教授、国連WFP協会顧問、日本棋院評議員など多くの役職も務めています。
テレビでは『くいしん坊！万才』や『浅見光彦シリーズ』など、多彩な出演歴があり、舞台やミュージカルでも活躍。著書も多数出版しています。
また、京都市観光大使や小笠原諸島返還40周年大使など数多くの観光・文化大使を歴任し、食通や文化人としても広く知られています。
長年にわたり多方面で活躍し、知的で多彩な俳優としての地位を確立しています。
辰巳琢郎の父親は？
辰巳琢郎さんの父親・辰巳毅さんも、辰巳琢郎さんと同じ京都大学出身です。
辰巳琢郎さん本人がインタビューで「父も京大だったから（大島渚監督と同級生）」と話しており、京大への進学を決めた背景に父親の影響があったと語っていました。
父親は地方公務員として勤務し、石川県小松市出身でボーイスカウト活動にも熱心でした。
辰巳琢郎さんの自然好きや好奇心旺盛な性格は父親譲りなのだそう。
辰巳琢郎の妻は食空間コーディネーター
辰巳琢郎さんの妻は辰巳真由美（旧姓：森田）さんで、京都薬科大学卒業の元薬剤師です。
真由美さんの父親は枚方市民病院の元名誉院長で外科医の森田邦夫氏で、辰巳琢郎さんが入り婿として妻の実家に同居しているそうです。
真由美さんは辰巳琢郎さんの劇団ファンとして出会い、1980年代に結婚。
子育てを優先し、家庭を支えてきました。
結婚後、テーブルコーディネートや空間演出への興味を深め、テーブルコーディネーターとして株式会社青い珊瑚礁を代表取締役社長に就任し、食空間のプロフェッショナルとして活動しています。
現在は辰巳琢郎さんのワインイベント「辰巳琢郎の葡萄酒浪漫」や「辰巳琢郎セレクト日本ワイン会」でテーブルセッティング、花のデザイン、空間全体のコーディネートを担当し、ゲストを迎える洗練された演出で知られています。
BSテレ東の番組プロフィールでも「毎回ゲストを思い描きながら空間を考えている」と紹介されるほど、ワインと食のハーモニーを支える裏方役として活躍中です。
辰巳琢郎の娘はソプラノ歌手
辰巳琢郎さんには、娘と息子の2人の子供がいます。姉と弟のようですね。
娘は辰巳真理恵さんといって、ソプラノ歌手として活動しているそうです。
辰巳真理恵さん1987年10月11日生まれで、2025年11月現在38歳です。
日本女子大学附属中学校・高等学校を経て、東京音楽大学声楽科を卒業しました。
透き通る清らかな歌声と父譲りの芝居心を兼ね備え、コンサート、オペラ、ミュージカルに幅広く出演。
代表作にオペラ『椿姫』ヴィオレッタ役、『リゴレット』ジルダ役、ミュージカル『エリザベート』などがあり、2023年にキングレコードからデビューアルバムをリリース。
FM77.5で自身のラジオ番組『辰巳真理恵のBa,Be,Bi,Bo,Bu』をパーソナリティとして担当し、石川県観光大使や枚方市PR大使も務めています。
辰巳琢郎の息子は医師！大学は？
辰巳琢郎さんの息子は現役の医師だそうです。
出身大学については公表されていないようなので、わかりませんでした。
辰巳琢郎さんの妻の父親も医者なので、息子さんも同じ道へ進んだのかもしれません。
姉である辰巳真理恵さんの2012年のブログに、弟の大学合格について
ブログには書いていませんでしたが、実は高3の弟が受験をしていまして…
色々あったようですが、見事
第一志望の大学に合格しました
引用：辰巳真理恵オフィシャルブログ
と書かれていました。
高3の弟が大学に合格した、と書いてあることから、現役で合格したことがわかります。
また、
そんな、弟の生まれ年のワインで乾杯
という文章とともに、1993年とラベルに書かれたワインの写真がありました。
誕生日はわかりませんが2025年現在、32歳ということがわかります。
姉の真理恵さんとは6歳違いということになりますね。
現在はどこかの病院に勤務されているか開業されているのかもしれませんが、プライバシーはしっかり守られているようです。
辰巳琢郎さんの家族は華麗なる一族過ぎてびっくりですね。
まとめ
辰巳琢郎さんはここ最近テレビドラマや映画への出演は減っていますが、それは辰巳琢郎さん自身がスケジュールの余裕を大切にし、息の長い活動を望んでいるためでした。
過密な番組出演よりも映画や舞台を中心に活動し、俳優業と並行して日本のワイン普及活動や執筆活動に力を入れています。
ワイン愛好家としての顔も知られており、「日本のワインを愛する会」会長として積極的にイベントを主催、情報発信しています。
2024年以降も仕事の量と質を自身で選択しながら舞台や映画の出演、新たなプロジェクトに参加し、活動の幅を広げている姿が見られます。
辰巳琢郎さんの知性と品格を感じさせる独特の存在感は健在で、今後も俳優として、また文化人としての活躍が期待されます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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