1990年代末から2000年代前半に活躍した北海道北見市出身の5人組ガールズバンド、ホワイトベリー。
2000年に、当時中学生だったホワイトベリーがリリースした「夏祭り」が大ヒットし、一気に人気と知名度を獲得しましたが、2004年3月31日をもって解散しました。
その背景にはどのような理由があったのでしょうか？
そこで今回は、
1・ホワイトベリーの解散理由2選や当時の年齢
2・ホワイトベリーのメンバーの現在や結婚は？
3・ホワイトベリーの復活の可能性やしくじり先生で語ったこと
について詳しく調べてみました。
ホワイトベリーの解散理由2選や当時の年齢
ここからは、ホワイトベリーの解散した理由2つや当時の年齢についてお伝えしていきます。
理由1・進路の違い
メンバー全員が高校卒業の時期を迎えた2004年頃、大学進学や上京、将来の夢・目標に対する考え方がそれぞれ異なっていました。
一部のメンバーは大学へ進学したいという意向がありました。
他のメンバーは音楽活動を続けるために東京に出たい、または別の道に進みたいという希望を持っていました。
そのため、メンバー間で気持ちや方向性にバラつきが生じ、バンドとしての一体感や将来のビジョンが共有できなくなりました。
理由2・気持ちのバラつき・夢の違い
ホワイトベリーのメンバーは、デビュー直後の中学生時代は「夢は叶う」と純粋に信じていたローティーンの頃の思いを曲に込めて活動していました。
しかし、人気が出て活動が加速するにつれて、メンバーそれぞれが抱く音楽に対する思いや将来の夢にバラつきが生まれ始めました。
メンバーの反抗期や心の成長過程も関係し、バンド活動に対する意欲やモチベーションの差が大きくなっていったことも大きな要因です。
ホワイトベリーの当時の年齢
ホワイトベリーの代表曲「夏祭り」は2000年8月9日に発売されました。
当時のメンバーの年齢は平均で約14歳前後で、具体的には13歳から15歳の中学生・高校生でした。
メンバーはまだとても若く、ティーンエイジャーながら大ヒット曲を世に送り出し、夏の青春の切なさを表現しました。
ホワイトベリーのメンバーの現在や結婚は？
ここからは、ホワイトベリーのメンバーの現在や結婚しているかについてお伝えしていきたいと思います。
前田有嬉（旧名・前田由紀）— ボーカル・現在の画像
前田有嬉さんはホワイトベリーのボーカルで、1985年10月12日生まれです。
ホワイトベリー解散後の2005年からは「yukki」としてソロ活動を開始し、一時期はロックバンド「THE HUSKY」のボーカルとしても活躍しました。
しかし2011年に脱退、その後はソロアーティスト「前田有嬉」として再スタートを切り、現在は事務所「MUTOWN ENTERTAINMENT」に所属して活動しています。
2025年現在も音楽活動を続けており、全国各地のお祭りやイベントで「夏祭り」を歌うキャンペーンを行っているほか、地元北海道に拠点を置き生活しています。
2019年には地元のホタテ漁師と結婚し、2021年・2023年に子どもも誕生。音楽と家庭を両立しながら活動しています。
2025年10月現在の画像はこちら。
現在は40歳になっているそうです。
稲月彩 — ギター
稲月彩（いなつき あや）さんはホワイトベリーのギタリストで、コーラスも担当していました。
1985年12月16日生まれで、小学校1年生からギターを始め、バンドの中心的メンバーの一人として活動していました。
ホワイトベリー解散後は音楽業界からは引退し、両親が経営している洋服店で働いています。
以前は「angieclosetイオン北見店」の店長を務めておりましたが、2020年に閉店しているようです。
また、保育関係の仕事に就くため釧路短期大学の幼児教育科に進学していた時期もあり、多方面で活動していたことが伺えます。
現在は結婚もしており、音楽活動から離れ、安定した生活を送っていることが分かっています。
水沢里美 — キーボード
水沢里美さんはホワイトベリーのキーボード担当で、1984年12月25日生まれです。
バンドの年長メンバーの一人でした。
ホワイトベリー解散後は、得意なパソコンスキルを活かして専修大学のネットワーク情報学部に進学し、IT関連の知識を深めました。
大学卒業後は、元々契約していたソニーミュージックレコーズに入社し、音楽活動は行わずに宣伝部門で勤務しています。
音楽的には公に活動しておらず、事実上は音楽業界から引退していますが、会社内での仕事は続けており、芸能界ではなく裏方の道を歩んでいます。
長谷川ゆかり — ベース
長谷川ゆかり（はせがわ ゆかり）さんはホワイトベリーのベース担当で、1985年10月25日生まれです。
バンド結成当初はボーカルを担当しており、その後ベースに専念しました。
長谷川さんはバンドのムードメーカー的な存在で、特技はダジャレを言うこと。
また、歌うことやお菓子づくりが趣味でした。
ホワイトベリー解散後は帝京大学に進学し、一般の職業に就いたとされているため、音楽活動は公にしておらず、事実上引退したとみられています。
結婚もしており、現在はプライベートを中心に生活しているようです。
川村恵里加 — ドラム
川村恵里加（かわむら えりか）さんはホワイトベリーのドラマーで、1984年5月17日生まれです。
川村さんはバンド結成時からのメンバーで、前田由紀（前田有嬉）さんの従妹にあたります。
ドラマーとして音楽面だけでなく、作詞も多く手がけるなどバンドの中心的存在として活動しました。
解散後は公的に音楽活動を続けておらず、音楽業界からは引退していると見られます。
既婚者であることは知られていますが、現在の職業や生活の詳細は公表されておらず、一般生活を送っている可能性が高いです。
水沢里美さんのみ結婚情報は公開されていませんが、ほとんどのメンバーが結婚しており、プライベートを大切にしながらそれぞれの道を歩んでいます。
ホワイトベリーの復活の可能性やしくじり先生で語ったこと
ここからは、ホワイトベリーの復活の可能性や、前田有嬉さんがしくじり先生で語ったことについてお伝えしていきたいと思います。
ホワイトベリーの復活の可能性は？
ホワイトベリーの復活の可能性については、現在のところ実現は難しいものの、可能性は完全には否定されていません。
メンバーの多くが結婚し子育てなど家庭生活を優先しており、居住地も北海道と東京に分かれているため、時間的・地理的な制約があります。
そのため、全員揃っての本格的な再結成は現実的には難しい状況です。
ただし、2017年には前田由紀（現・前田有嬉）さんと稲月彩さんが共演したライブもあり、1夜限りの復活ライブや部分的な共演といった形であれば実現の可能性があります。
さらに、前田有嬉さんは再結成に強い意欲を持ち、メンバーに対しても再集結の呼びかけを続けているため、将来的に何らかの形での再活動は期待されています。
Whiteberry再結成を考える？
ぜんぜん考えます、考えます。呼びかけたりしています。『来年やろうよ』とか。でも、なかなかメンバー5人で揃うのは難しくて……。一人でも欠けるのは嫌なんです。私はいつでもできますけど、ほかのメンバーは事情もあるし、いま3人は北海道、私含めて2人は東京と、場所も遠いので。
それでも前向きではあります。私はいつでも呼びかけてます。「再結成して」という声は、私が一番よく聞くんで。やるなら、北海道と東京でやりたいですね。最後(ラストライブ)が北見だったんで、始まりは北見でいいんじゃないかなと。東京にもファンがいるんで東京でもやりたいなと思います。楽しくないと意味がないんで、みんなで楽しんでやりたいです。
引用：北海道ファンマガジン
しくじり先生で語ったこととは
前田有嬉（旧名・前田由紀）さんは2015年に、テレビ朝日系バラエティ番組『しくじり先生 俺みたいになるな!!』に「自由という言葉に酔いしれちゃった先生」として出演しました。
前田有嬉さんは、この番組の中で自身の若い頃の心境や経験について赤裸々に語りました。
当時13歳でデビューし、ホワイトベリーとして「夏祭り」が大ヒットし紅白歌合戦にも出場しましたが、所属レコード会社の方針でアイドルバンド路線を強いられたことに強い反発を感じていたことを告白しました。
若さゆえに大人たちに反抗し、自由を追い求めて上京しましたが、独り立ちした後は思い描いていた自由と現実のギャップに苦しみ、観客が数人しかいないどん底の時期も経験しました。
そのため、自分たちのバンド名をもじって「ブラックベリー」と自嘲するほど辛い時期があったと語りました。
こうした失敗や挫折を通じて得た教訓を若い世代に伝え、「自由になりたい」と願う人たちに向けて熱いメッセージを送っています。
番組の最後には、「夏祭り」を熱唱し、多くの視聴者の共感を得ました。
まとめ
メンバーの成長と共に進路や夢に違いが生まれ、全員が納得の上でそれぞれの道を歩むために解散を選んだホワイトベリー。
解散後はメンバーのほとんどが音楽業界から離れ、前田有嬉さんだけがソロ活動を続けています。
若き日の輝きを放った彼女たちの軌跡は今も多くのファンの心に残り、再結成の可能性も期待されていますが、各々の人生を大切にしながら新たなステージへと進んでいます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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